インフルエンサーマーケティングの費用相場と成功事例3社を紹介!

インフルエンサーマーケ 費用と相場

最近、インフルエンサーマーケティングがすごく注目されています。今やSNSの力は凄まじいです。インフルエンサーさんに商品やサービスのPRをしてもらうと、今までの広告とは全然違う、すごく強力な宣伝になります。

しかし、正直なところ、まだ不明瞭な部分も多いと思います。例えば、下記のような観点です。

  • 何にお金がかかるの?
  • 料金ってどうなってるの?
  • どうやったら効果的にできるの?など

そこで本記事では、インフルエンサーマーケティングの基本的なことから、どうやったらお金をかけた分だけ効果が出るのかっていう具体的な作戦まで、できるだけわかりやすく説明していきます。

本記事で使用されている芸能人・各企業様素材の著作権に関して、各芸能人、またはその事務所・撮影メディアに帰属します。万が一掲載に問題がある場合は、即座に取り下げますのでこちらまでお問い合わせください

目次

インフルエンサーマーケティングの費用相場

挿入画像

まず、インフルエンサーマーケティングの料金設定ですが、よく使われるのがフォロワー単価という方法です。これは、PRを依頼するインフルエンサーのフォロワー1人当たりにいくらかかるかを計算する方式です。具体的には、

「フォロワーの数×企業が決めた単価」で計算します。

例えば、フォロワーが10万人いるインフルエンサーにPRを頼む場合を考えてみましょう。

フォロワー単価が3円だとすると、費用は「10万人×3円=30万円」になります。しかし、このフォロワー単価っていったいどのくらいなのでしょう。

実は、これが企業やサービスの種類によって結構バラバラです。いろんなサイトで相場が言われていますが、実際はそれもまちまちなので、注意が必要です。

インフルエンサーマーケティングの種類

インフルエンサーマーケティングのサービスには、大きく分けて「ディレクション型」と「プラットフォーム型」の2種類があります。この2つを比べてみると、フォロワー単価にはそれほど大きな差はありません。

インフルエンサーマーケティングのディレクション型とプラットフォーム型の比較表です。

スクロールできます
タイプ概要特徴メリットデメリット
ディレクション型(コンサルタント型)インフルエンサーマーケティングの専門会社や代理店が企画から実施まで全てを代行企画立案、インフルエンサー選定、キャンペーン実施、効果測定まで全て任せる専門的な知識と経験を持つプロが全てをサポート。時間と労力を節約できる費用が高くなる可能性がある。会社の選定が重要
プラットフォーム型商品やサービスを広めたい企業とインフルエンサーの間にプラットフォームが介在ウェブサイトなどを通じて企業とインフルエンサーが直接やり取り自由度が高く、費用を抑えられる場合が多い自社での管理や交渉が必要で、手間がかかる可能性がある

このプラットフォーム型はさらに「指名型」と「公募型」に分けられます。指名型は、プラットフォームに登録しているインフルエンサーを企業が直接指名できる方式です。

公募型は、プラットフォームに登録しているインフルエンサーから応募してもらう形式です。公募型の場合、応募してこないインフルエンサーを企業から指名することはできません。

中には、指名型と公募型の両方に対応しているプラットフォームもあります。

ツール型

さらに、「ツール型」というのもあります。これはインフルエンサーマーケティングそのものではなく、それをサポートするツールを提供する形式です。

フォロワー単価の幅はかなり広いです。これはインフルエンサーが事務所に所属しているかフリーランスかや、フォロワーの数など、状況によって変わってきます。また、もともとの知名度が高いと、それだけで”箔”がついて金額が高くなることもあります。

相場としては1フォロワーあたり3〜4円くらいと言えそうです。ただし、フォロワー単価以外の料金形態もあります。例えば「インフルエンサーへの報酬」や「プラットフォーム利用料」などです。

【種類別】インフルエンサーマーケティングに必要な費用

挿入画像

インフルエンサーマーケティングの料金概算について、実際の算出方法をまとめました。

ディレクション型

項目パターン①パターン②
フォロワー単価4円3円
インフルエンサーの平均フォロワー数5万人1万人
アサイン人数10人50人
リーチ数(全フォロワーにリーチできた場合)50万人50万人
費用概算200万円150万円

ディレクション型では、フォロワー単価とアサイン人数により費用が大きく変わります。

プラットフォーム型

項目費用
インフルエンサーへの報酬1万円/人
ディレクション費用2万円/人
プラットフォーム利用料インフルエンサーへの報酬の30%(=3000円/人)
アサイン人数20人
リーチ数(全フォロワーにリーチできた場合)20万人
費用概算26万円 + プラットフォーム利用料6万円 = 52万円

指名型

項目費用
フォロワー単価3円
インフルエンサーの平均フォロワー数1万人
アサイン人数50人
リーチ数(全フォロワーにリーチできた場合)50万
費用概算150万円

プラットフォーム型では、公募型か指名型か、そしてディレクションの有無によって費用が異なります。自社の予算や目的に応じて最適な形式を選択することが重要です。

インフルエンサーマーケティング成功事例3選

「自社でも再現できるか?」という視点で、注目度・成果・再現性の3条件を満たした3社をピックアップしました。

スターバックス

2025年5月に発表された「Global Coffee Creator」キャンペーンは、世界を旅しながらコーヒー文化を発信するフルタイム・クリエイターを公募した試みです。TikTokでの応募動画には専用ハッシュタグ #StarbucksGlobalCoffeeCreator を指定し、給与は最大13.6万ドル、旅費はデルタ航空とマリオットが負担という内容が大きな話題になりました。

キャンペーン概要を整理すると次のとおりです。

スクロールできます
項目詳細
主要SNSTikTok・Instagram(応募〜採用後の旅レポートまで一貫)
成果指標応募者UGCによるインプレッション拡大+採用後の年間常時発信でロイヤルティ強化
成功ポイント長期雇用型パートナーシップで企業メディア化を実現
想定リスクと対策採用者の炎上リスクを選考時に過去投稿のガイドライン適合で評価

公募形式により広告費を抑えつつUGCを量産し、採用後はブランドストーリーの常時配信へつなげた点が秀逸です。

ダニエル・ウェリントン

「広告ではなく人を通じた信頼」を徹底した腕時計ブランドの代表例。スタートアップ期に実施したギフティング戦略は、現在もUGC生成の教科書として語られています。

スクロールできます
項目詳細
主要SNSInstagram・TikTok(写真/短尺動画が商品の世界観と親和)
成果指標TikTokの #danielwellington 1.66億回視聴、Instagram投稿数242万件超
成功ポイントマイクロインフルエンサーへの無償配布→割引コード付与→売上連動型アフィリエイトへ段階的拡大
想定リスクと対策過剰なディスカウントによるブランド価値低下を防ぐため、キャンペーン期間とクリエイティブ基準を明確化

段階的にパートナーを育成し「DW Icons」と呼ばれる常設アンバサダー群へ発展させたフレームが、少額予算でも転用しやすいといえます。

Fenty Beauty

Rihanna本人のカリスマ性と「全人種・全肌色」を掲げるブランドポリシーを掛け合わせた事例。2024年パリ五輪コラボをはじめ、包摂性を体現するストーリー設計が特徴です。

スクロールできます
項目詳細
主要SNSTikTok(#ShadeMatchingフィルター)・Instagram(リッチビジュアル)
成果指標#Fentybeauty 450万件投稿、#Fentyface 14.5万件投稿
成功ポイントARフィルターで体験を個別化しつつUGCを促進/スポーツイベントと連動した共感ストーリー
想定リスクと対策多様性表現の不足による批判を避けるため、インフルエンサー選定時に肌色・ジェンダーのバランスを可視化

フィルター技術で「試せる」体験を整えたうえで、グローバルイベントと連動させる流れは、高関与商品の購買障壁を下げる参考になります。

まとめ|成功事例から次の一歩を踏み出す方法

インフルエンサーマーケティングって、今のデジタル広告の世界では欠かせない存在になってきています。スマホやSNSが当たり前の時代だからこそ、その力はますます大きくなってきているのが現状です。

料金のことで気になる人も多いと思うんですけど、基本的にはフォロワーの数で決まることが多いんです。でも、それだけじゃなくて、プロの人に相談したり、使うプラットフォームによっても料金が変わってきます。

大体の相場でいうと、フォロワー1人あたり3〜4円くらいなんですけど、有名なインフルエンサーさんだったり、大規模なキャンペーンだったりすると、もっと高くなることもあります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次